さて、パソコンの普及はめざましいものがあります。これを利用しない手はありません。 しかし、普通の使い方ではおもしろくありませんし、すぐに飽きてしまいます。
Windows98(米国Microsoft Corporation)が世に出て久しくなります。初めてこれを使った とき、ヘルプが今までと異なっていることに気がつきませんでしたか。Windows95までは ヘルプはバイナリヘルプでした。しかし、Windows98のヘルプはHTMLヘルプといわれ るものです。ご存知のようにHTMLはインターネットのホーム・ページの元になるファイ ルです。ヘルプの元になる内容(コンテンツ)もHTMLなのです。ヘルプの作り方はともか く、HTMLは誰にでも簡単に作ることができます。特別な道具や知識はほとんど不要です。 最近ではワープロで作った内容をそっくりそのままHTMLに変換してくれるソフトもある ようです。
病院で聞いたり、本で読んだ知識を片っ端からHTMLファイルにしてみましょ う。自分でホーム・ページを作るつもりで始めると興味がわくし、もっと深く知りたいと いう欲求もわいてきます。ある程度コンテンツが集まったら、ブラウザで閲覧してみてく ださい。これでは、ファイルがバラバラですし知りたい内容がどこにあるのか探すのも大 変です。そこで、これらのバラバラのHTMLファイルをひとつのHTMLヘルプにします。
HTMLヘルプを作るにはHTMLヘルプワーク・ショップというソフトウェアが必要です。 これは、マイクロソフト社の言語製品にはおまけで付いてきます。あるいは、雑誌に無料 でついてくることもあります。これを使ってヘルプにすればよいのです。HTMLヘルプに は、左側のペインに目次や検索のためのウィンドウが表示されます。たとえば「食品交換 表」について知りたければ、この語句を入力して「表示」ボタンを押します。すると「食 品交換表」の語句を使用しているコンテンツの一覧が表示されます。知りたいコンテンツ の表題をクリックすると右側にその内容が表示されます。右側のウィンドウはブラウザと 同じ機能があるので単なるHTMLだけではなく、DHTMLも表現できます。これだけを見 てもHTMLヘルプは従来のヘルプとは全く異なるものであることがわかると思います。
本来ヘルプはアプリケーションの使用方法を調べるものですが、この豊富な機能を利用し て糖尿病の知識の整理に役立ててはいかがですか。