しかし、情報収集となると少し物足りないこともあります。 WWW以外のサービスでは、ニュース・グループ(NG)を利用するのも一つの方法です。 また、Eメールを利用したメーリング・リスト(ML)というのもあります。 適当なメーリング・リストを見つけて入会すると実に有用な情報を手に入れることができます。 では、MLとはどんなものでしょうか。
これは、会員間の情報交換であると考えればわかりやすいです。 MLに対して、何かわからないこと、知りたいことをメールで投稿します。 この内容はすべての会員に送られます。 その記事について知っている人は、回答をMLに投稿します。 すると、その投稿もすべての会員に送られます。 また、質問と回答だけでなくトピックス的な情報を流してもかまいません。 ですから、自分では何も記事を投稿しなくても、ある人の質問とそれに対する回 答や、最新情報がどんどん送られてきます。 これを読んでいるだけでもいろいろためになることがあります。 私は、IDDM(インスリン依存性糖尿病)ともう一つ糖尿病関連のMLに入っています。
先日、糖尿病関連の新薬で重大な副作用が出ることがわかりました。 新聞・テレビで大々的に報道されかなり反響があったようです。 しかし、これよりも1週間くらい前にMLに一部の新聞で報道された この薬の副作用の記事の紹介が流れており、一早くこの薬の副作用情報を知ることができました。 このようにMLでは有用な情報がかなり早く流されます。
また、糖尿病患者さん同士の情報交換も盛んです。 ちょっとした食事療法の工夫とか、自分の体験談などを披露してくれる患者さんもいます。 日頃糖尿病を診療している医者が読んでも「なるほどな」という内容のものも少なくありません。
ほとんどのMLは参加退会は自由であり、また会費等も不要です。 自分に必要なMLを見つけて利用しない手はありません。 インターネットをやっている方は是非MLを利用してみてください。