糖尿病と「ロハス」


ここ1,2年の間によく見たり、聞いたりする言葉に「ロハス」「ロングテール」「ウェッブ2.0(Web2.0)」などがあります。

特に糖尿病と関係があるのが「ロハス」でしょう。

「ロハス」という言葉は、新聞、テレビ、ラジオ、インターネット等で頻繁に使われています。最近リニューアルした札幌のホテルのレストランのメインテーマも「ロハス」だそうです。テレビのコマーシャルにも「ロハス」がよく使われています。

「ロハス」という言葉を聞いたことのない人はいないと思いますが、その意味については意外と知られていません。

「ロハス」とは、Life style Of Health And Sustainabilityの頭文字(LOHAS)から作られた造語です。 直訳すると「健康的で持続可能なライフスタイル」という意味です。

健康とは、食生活や、運動など個人レベルのものから、環境に優しいという地球レベルのものまでを含みます。それが、単に一時的なものではなく長く続けられる無理のないものであることの必要性を説いているわけです。

糖尿病の食事・運動療法も初めは一生懸命やっても、だんだんルーズになってきてしまうものです。これでは、ほとんど意味がありません。ずっと長く続けてこそ意味があります。 長く続かない理由は簡単です。そこに無理があるからです。無理がないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。これは、各個人で工夫するしかありません。

仕事上外食の多い人に、食事は食品交換表をもとに献立表を作り、自分できちんと調理して食べなさいといっても不可能です。どうしても外食が多いなら、出された料理のどれとどれをどのくらい食べて、何をどのくらい残すかといったことを覚える方が現実的でしょう。これは、自分で考えたり本を読んでもなかなかわかりません。経験豊かな栄養士さんに相談するのが最も確実でしょう。

運動についても同じです。無理なく続けられる運動を見つける必要があります。 糖尿病の人は是非ロハスな生活をしてもらいたいものです。


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