第3章 printf関数
今回は、表題にあるようにprintf関数について解説します。
入門書でもまず一番はじめに取り上げられる関数ですが
使い方は、かなり面倒です。しかし、これがわかれば
「何とかf系」の関数の使い方は、ほぼマスターしたも
同然です。
ところで、printfは、なんて発音するんだ?
という、素朴な疑問がわきませんか。筆者は、Cを覚え立ての頃
「プリントフ」と発音しておりましたが、ある入門書に
いろいろな関数の読み方アンケートというのが載っていて、
「プリントフ」派は、非常にマイナーであることに気づき
以後「プリントエフ」と発音しています。しかし、「C言語」
を、母国語として生活している国民はいないので、何と
発音しようが間違いではありません。ラテン語の読み方で、
どれが正しい発音かと言う問題に似ています。
関数の使い方を知るには、ヘルプ機能を利用するのが
一番です。早速、使ってみましょう。
メニューバーの「Help」をクリックして次のように進んでいきます。
「C/C++language」「検索」「printf」と入力「表示」「解説:printf」を選択「表示」
で、この関数の説明が見られます。いかに、ヘルプを使いこなすかが
上達の秘訣です。
2行目に、#include <stdio.h>とあるのは、すでに
前回説明したように、stdio.hと言うファイルを取り込みなさい
と言う意味です。この関数を使うには、stdio.hが必要である、
ということがわかります。
3行目は、関数のプロトタイプといわれるもので、基本的な
使い方を示しています。最初のintは、この関数の戻り値といわれる物
の「データ型」を表します。これについては、また別の章で
取り上げます。
かっこ内は、この関数の引数を表しています。
「引数」は、「ひきすう」と読んで、絶対に「いんすう」と読んでは
いけません!!!
これも、入門書の第1ページ目によく書いてあります。「いんすう」
と読むと多分だいぶん馬鹿にされるのでしょう。これを知っていると
プログラムを書かない人に「知ったかぶり」をする事が出来ます。
「ひきすう」とは、要するにカッコの中に書く物です。
y=f(x1,x2,x3,....xn)
この式の、x1,x2,x3,....xnに相当する物が、引数です。
それぞれの、引数はどんなものでも良いのではなく、
それぞれ「データ型」が、決められています。
掃いて捨てるほどある関数の引数のデータ型まで
いちいち覚えられない!
もっともです。覚える必要はありません。学校のテストではないので
何とか関数の第2引数のデータ型は何ですか?などと誰かに
聞かれることはありません。わからなければ、ヘルプで調べればよいのです。
このprintf関数の引数は、
かなり難しい方の部類に入ります。これをもう少し
簡単に書き表すと
printf(control, arg1, arg2,.....)
となります。
controlは、わかりやすくいえばダブルクォーテーションと、それで囲まれた
部分ということになります。第1章の例題では、"This is a test!"に
相当する部分です。ここに、フォーマット指定の文字が含まれないときは、
controlのみで、arg1以下は、不要となります。(すでに出た例題)
次の章からは、ここらへんについてもっと詳しく解説します。
筆者の解説は無駄話が多いのでなかなか前に進まない。
こんな調子では、筆者が生きているうちにprintfの解説が
終わらない!
次回からは、もっとスピードアップしよう・・・
と、密かに決心する筆者です。
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Update Sep/24/1996 By Y.Kumei
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