第1章 便利ツールを使って前準備


イントロダクションではbccをインストールして、パスの設定やcfgファイルを手動で準備しました。

「そんな面倒くさいことはいやだ」という人のために、便利ツールを使って自動で設定をする方法を解説します。



まずは、setbcc.exe(護法童子氏作)を準備します。これは、「C MAGAZINE for web(ソフトバンク社)」のページからダウンロードできます。[ここ]をクリックしてsetbcc15a.exeをダウンロードしてください。

ダウンロードしたsetbcc15a.exeを起動すると、解凍が始まります。解凍先はどこでもかまいません。ここでは、デスクトップに解凍するものとします。

デスクトップ上にsetbcc.exeという実行ファイルとsrcというフォルダができたはずです。

setbcc.exeを実行します。

左のようなダイアログボックスが出現します。 筆者の環境では、説明の文章が途中で切れてしまいました。

「インストールしたフォルダ名を入力してください:」欄に 「c:\Borland\Bcc55\」と記入されていることを確認してください。

これで問題なければ「進む>>」ボタンを押します。



OSの確認をします。万一違っているときは、正しいOSを選択します。

「進む>>」ボタンを押します。



パスの優先度を設定します。通常は「後に」のままでかまいません。
(「現在のパス設定:」は各パソコンで異なります)

「進む>>」ボタンを押します。



パスに誤りがないことを確認して「進む>>」ボタンを押します。



パスに誤りがなければ「進む>>」ボタンを押します。



設定の最終確認です。

問題がなければ、「設定」ボタンをおします。これですべての設定が完了です。



では、本当に設定が正しく行われているか試運転をしてみましょう。

Win95/98では、「スタートボタン」「プログラム」「MS-DOSプロンプト」を選択します。
Win2000/XPでは、「スタートボタン」「(すべての)プログラム」「アクセサリ」「コマンドプロンプト」を選択します。

コマンドプロンプトに「bcc32」とタイプしてエンターキーを押します。

左の図のように、使い方の説明が出れば成功です。

これは、コマンドラインオプションが足りないため、説明が表示されたのです。



次章では、実際にプログラムを作ってみます。

プログラムを作る前にちょっとだけWindowsの基礎知識が必要です。

「マイドキュメント」とか「デスクトップ」は、どこにあるのかを 把握しておいてください。また、「カレントディレクトリ」についても その意味を把握しておいてください。


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Update 01/Nov/2003 By Y.Kumei
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