自主回収


最近は自主回収ばやりです。食品やら家電製品やら車やら、その他いろいろなものが製造 元により自主回収されています。

PL法という法律が制定されたからだそうですが筆者は詳細を知りません。 車の場合はリコールといって、不具合のある部品を無料で取り替えてくれます。

不具合のある製品をユーザーが使って重大な事故が起こった場合、製造元は、 大変な損失を被ります。 経済的な打撃に加えて、社会的な信用もなくなり、その損失は計り知れません。

ましてや不具合を知りつつ製造・販売を続けていると刑事事件にもなりかねません。

そのような理由で、少しでも不具合が発見されると自主回収されることが多くなりました。 ユーザーにとっては好ましいことでもあります。

さて、医療の分野でも自主回収というのがあります。薬がそうです。厚生労働省などか ら指摘される前に重大な副作用が予想されることがわかると、メーカーがその薬を自主回 収することがあります。当然といえば当然のことです。

最近はインスリンの注射器も精密機械となりました。これが注射器かと思われるような 形の注射器もあります。しかし、精密になればなるほど試験段階では発見できない不具合 が起こることもあります。インスリンの注射器も筆者の知る限りでは2つ製品が自主回収 されました。

製品の不具合を放置することはメーカーにとっても、ユーザーにとっても少しも利益に なりません。

糖尿病の患者さんはどうでしょうか。

過食とか運動不足とか、不適切なライフスタイルなどの不具合を知りつつ、自主回収(?)せず、 製造販売(??)を続けている人も少なくありません。

これを取り締まる法律はありません。しかし、いつか必ず合併症という莫大な 罰金を支払わなくてはならなくなります。個人にとっても社会にとっても大きな損失です。

少しでも不具合が発見されたら自主回収することが重要です。


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