コンピュータは、単純労働を長時間させても文句を言いません。
ですから、統計の実験をさせるにはもってこいです。
サイコロを2個振って目の数を合計した場合、7になる確率は?
などという問題は学校でよく出てきますね。実際にサイコロを
1万回振って調べるのは人間では不可能です。(途中で飽きる)
そこで今回はさいころの目の代わりに、ランダムに
1から6までの整数を2つだし、この合計がいくつになるのか
を記録するプログラムを考えてみましょう。(こういうプログラム
ってどこかで見たような気がします。)
kaisu[x]には目の合計がxとなった回数が入ります。
kaisu[]を静的変数にしたり、グローバル変数にしたりして
プログラムを作り替えてみてください。最初にこの配列の要素
にはすべて0を入れておかないと結果がおかしくなります。
これで、さいころの目を疑似します。int saikoro(void) { return (rand() % 6 + 1); }
trial_noはint型なので施行回数をint型を越える
数値にするとまずいことになります。
結果をグラフ表示(棒グラフなど)にすると、見やすいですね。
是非挑戦してみてください。
Update Dec/02/1996 By Y.Kumei