第17章 簡単Windowsプログラミング
DOSのプログラムはもう飽きた!という方のために、
突然Windowsプログラミングの章をもうけました。
と、いっても今までの知識では、本格的なWindowsの
プログラミングは無理です。そこで、今までの知識
でもWindowsのプログラムが作れる方法をいくつか紹介します。
ただし、開発環境がマイクロソフト社のVC++または、
MSCの方のみです。
まずは、QuickWinという物を使ってWindowsのプログラムを
作ってみましょう。ここでは、VC++1.51を例に解説します。
まずは、新しいプロジェクトを作ります。
そのとき、左の図のように「Project Type」を
「QuickWin application(.EXE)」にすればよいのです。
準備はたったこれだけです。
では、早速ソースコードを書いてみましょう。
えっ!どうすりゃいいの?
まずは、ウィンドウを作ってそのなかに何か文字を
表示するプログラムを作ってみましょう。今までの
DOSのプログラムと全く同じ書き方です。
うーーーーん!
これはどこから見ても、今までやってきた
DOSのプログラムだ。こんな物で、ほんとにWindowsの
プログラムができるの????
では、早速ビルドボタンを押してみましょう。
すぐに、プログラムができあがるので実行してみましょう。
おおおおっ!
これはまさしくWindowsのプログラムだ。
メニューバーやら、ステータス・バーまでついている。
最大化ボタンやら、終了ボタンも付いている。試しに
いろいろ押してみると、きちんと動作する。(当たり前だが)
今までの知識で、いろいろなDOSプログラムを作れるように
なっていると思うので、それらをQuickWinで、ウィンドウズの
プログラムにしてみてください。ただ、すべてのDOSプログラムを
無条件にウィンドウズのプログラムにしてくれるわけではありません。
いろいろ制約もあります。でも、手っ取り早くウィンドウズの
プログラムが作れるので便利ですね。
もう少し、手の込んだWindowsプログラムをしたい方には、
「PWP」
((株)日本技術ソフト開発)というライブラリ
を使う方法もあります。
これは、なかなかの優れ物で筆者は愛用しています。
詳しくは、「PWPのホーム・ページ」
を参照してください。
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Update Nov/05/1996 By Y.Kumei
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