ステータス・バーを作るには、StatusBarクラスを利用します。このクラスの継承関係は次のようになっています。
System.Object System.MarshalByRefObject System.ComponentModel.Component System.Windows.Forms.Control System.Windows.Forms.StatusBarこの章で利用するメンバは、StatusBar.Textプロパティと、Control.Parentプロパティのみです。
TextプロパティはStausBarコントロールに関連づけられたテキストの設定、取得を行います。
public override string Text { get; set; }Parentプロパティは、コントロールの親コンテナを取得、設定します。
public Control Parent { get; set; }また、デフォルトではステータス・バーにサイズグリップがつきます。不要な場合はStatusBar.SizingGripプロパティで非表示にすることもできます。
public bool SizingGrip { get; set; }では、簡単なサンプルプログラムを見てみましょう。
// status01.cs using System; using System.Drawing; using System.Windows.Forms; class status01 { public static void Main() { MyForm mf = new MyForm(); Application.Run(mf); } } class MyForm : Form { public MyForm() { Text = "猫でもわかるC#プログラミング"; BackColor = SystemColors.Window; StatusBar ms = new StatusBar(); ms.Parent = this; ms.Text = "粂井康孝"; } }実行結果は、次のようになります。
SizingGripを設定していないので、デフォルトで表示されています。
Update 20/Jan/2007 By Y.Kumei