第69章 mapクラスにデータを追加する


前章ではデータの追加にもっとも簡単な方法を紹介しました。 今回はmapクラスのinsertメンバ関数を利用してデータを追加します。



これには、pairクラスのオブジェクトを用意します。

pair p;
これは、first, secondというメンバを持っているので

p.first = xx;
p.second = yy;

としておいて、mapクラスのオブジェクトmに対して

m.insert(p);

とすれば、データが挿入されます。

では、プログラムを見てみましょう。

// map02.cpp

#include <iostream>
#include <string>
#include <map>

using namespace std;

int main()
{
    map<string, string> m;
    pair<string, string> p;

    p.first = "粂井";
    p.second = "旭川市猫町10丁目";

    m.insert(p);

    p.first = "田中";
    p.second = "東京都港区";

    m.insert(p);

    p.first = "太田";
    p.second = "札幌市犬町通り";

    m.insert(p);

    cout << "粂井--" << m["粂井"] << endl;
    cout << "田中--" << m["田中"] << endl;
    cout << "太田--" << m["太田"] << endl;

    return 0;
}
実行結果は次のようになります。

今回は簡単でした。いろいろプログラムを作って実験してみてください。




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Update Mar/31/2003 By Y.Kumei
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