第25章 マニピュレーター


マニピュレイト(manipulate)とは、「操縦する」とか 「操る」という意味の英語です。多分manusというラテン語 から出てきたものでしょう。manusとは「手」という意味です。 「手で巧みに操作する」ということなのでしょう。 マニュアル何て言う言葉もきっとmanusから出ているのでしょう。 以上は筆者が勝手に想像しただけで間違っているかもしれません。

さて、本題に入りますがまずは、dec, hex, octというのを 覚えて下さい。 たとえば、

cout.setf(ios::hex, ios::basefield); cout << hex;

この2つは同じ意味を持ちます。 もう使い方はわかりますね。

#include <iostream.h> int main(void) { int a = 10; cout << "[そのまま表示]" << endl; cout << a << endl; cout << "[10進表示]" << endl; cout << dec << a << endl; cout << "[8進表示]" << endl; cout << oct << a << endl; cout << "[16進表示]" << endl; cout << hex << a << endl; return 0; }


ま、予想通りの結果ですね。

さて、次はすでにおなじみのendlですが、これも実は マニピュレータだったのですね。これは、改行と ストリームのフラッシュを行います。 あと、引数付きのマニピュレータというのもありますが なぜかVC++では、エラーが出ます。 さて今回はこのへんでやめましょう。


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Update Feb/08/1997 By Y.Kumei
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